3.6.1.3 データ転送
データは、VDLのINFOフレーム及びCTRLフレームの情報フィールドで転送するものとする。データリンク層は、最大のパケットのサイズを分割することなく処理するものとする。1つのINFOフレームに1つずつ、唯一のサブネットワーク・パケットが含まれていなければならない。
3.6.2 モード3のデータリンク・サービス・プロトコル仕様
3.6.2.1 フレームのフォーマット
データリンク・プロトコル・データの単位(DLPDU)は、図3-5に規定するとおりとする。別段の指示がない限り、送受信した最初のビットは各フィールド及びサブフィールド内の最下位ビット(LSB)を表すものとする。
注)唯一の宛先を送達確認する必要がある限り、送信機には、1回のMACサブレイヤ・アクセス・イベントで2つ以上のフレームが含まれる場合がある。
3.6.2.2 FCS/航空機のアドレス・フィールド
FCS/航空機のアドレス・フィールドは、FCS/機上局のアドレス・サブフィールド用の3つのオクテット及びアドレス・タイプ・サブフィールド用の3ビットで構成するものとする。
3.6.2.2.1 FCS/機上局のアドレス
FCS/機上局のアドレス・サブフィールドは、排他的論理和演算を介して3.6.1.1項に示す24ビットのFCSと結合した24ビットのICAO航空機アドレスとする。その最上位バイトはフレームのオクテット1で、また、最下位バイトはオクテット3で符号化するものとする。