(2) 評価結果
図5.2.11-10にその結果を示すが、地上局送信側の制御は、3スロット分のデータを適時送信していることが確認できる。また、図5.2.11-11には、2V2D時のスロット制御結果を示している。送信時に通信制御部側では、タイミングを意識せず連続6セグメントのデータを送信し、TDMA側では、スロットタイミングに同期させデータを送出している。一方、機上局の受信側でも、V/Dバーストを連続して受信できていることが確認されている。
5.2.8 通信容量の検討
ここでは、VDLモード3の物理層における通信容量(データスループット)の特性を把握するために、モード2と比較検討を行った。
(1) 検討条件
通信容量は、メッセージデータフォーマットの違いによる単純比較である。