3. 運用評価シミュレーションの試作内容
3.1 概 要
運用評価シミュレーションは、現在、航空管制の運用で使用されている音声及びデータが、モード3の媒体アクセス方式であるTDMAのMACサイクル及びバーストにどのように割り当てられるか、また、その割り当てがシステム・パラメータの変更によりどのような伝送特性を有するかを評価するプログラムである。
プログラムの試作は、市販品を利用することにより作業効率を高めることとし、以下の開発環境のもとで設計、試作及び評価を行った。
・汎用コンピュータ: NEC PC9821シリーズ(Pentiumプロセッサ)
・オペレーティング・システム: Windows95/97
・開発言語: Visual Basic(VB)
なお、プログラムは、Excel97のマクロ機能により作成し、プログラムの動作結果(モード3の空地間伝送)をExcelの帳票に出力するようにした。
運用評価シミュレーションのイメージを図3.1に示す。