2.2 AMCP/WG-D11の討議内容
1999年9月にフランス/トゥールーズで開催されたICAO航空移動通信パネル・ワーキング・グループD第11回会議(AMCP/WG-D11)における検討概要を以下に示す。
2.2.1 議事項目1(Introduction及びAdministration)
各議事項目の議題に入る前にオープニング・セッションが行われた。
(1) STNA Mr.Bousquetによる開会宣言。
(2) 議事項目及び会議の日程等の説明(会議に関する作業日程及び手順)及びWP概要説明。
(3) 参加メンバーの自己紹介。
2.2.2 議事項目2(関連活動及び他パネルとの調整概要)
(1) ATNP
ICAO事務局から下記に示すATNPのコミュニケが紹介された。
・ATNPは、モード3フレームモードについてのAnnex10への同時編入を2001/11に望む。
・VDLモード3が、圧縮アルゴリズムを考慮していないならば、"DEFLATE"または類似のアルゴリズムが必要であり、圧縮アルゴリズムを考慮してほしい。
・AMCPからの回答に基づき、ATNPではVDLモード3フレームモードに関するSNDCFの開発を行う。
この件に関してWG/D検討し結果をATNPへ回答することとした。
(2) AMCP WG/B
Mr.MettropからWG/Bの状況説明が簡単に行われた。モード2及び3のガイダンス・マテリアルは収束方向にあること、モード4に関しては活動を開始するには十分なデータがないことが述べられた。
(3) RTCA SC172
RTCA全体会議、WG-2、WG-3が99/08ワシントンDCで介さされた。
以下その報告。
WG-2: MASPS(最低機上システム性能要件)の次版にモード3システム設計に関するテクニカル・マニュアルを編入するための検討作業を行っている。この版が最終版になる予定で、99/11/8〜9の次回会議においてレビューが行われる。この最新版MASPS(DO-224)は、2000年はじめにRTCAから発行される予定である。