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ア 組織体制

Aの措置内容

・ 電子文書の保存・管理についての責任及び権限を明確化するため、管理責任者等を定めること(完全性、機密性、見読性)

イ アクセス管理等

Aの措置内容

・ ホスト・コンピュータ、端末機、通信関係装置、プログラムその他のハードウェア及びソフトウェアの全部又は一部により構成されるものであって、電子文書を保存・管理するためのシステム(以下「電子文書保存・管理システム」という。)にアクセスする者をID、パスワード等によって識別し、認証すること(完全性、機密性)

・ 電子文書を記録した媒体は、保管場所を定め、施錠して保管し、保管場所からの搬出入及び授受は管理記録を整備して行うこと(完全性、機密性)

・ 電子文書保存・管理システムには、電子文書の内容・性格に応じて、アクセス権限を設定すること(完全性、機密性)

・ 電子文書の保存、参照、更新、複写及び廃棄の日時並びに実施者を記録するログを取得し、保存すること。当該ログは、安全な場所及び媒体に一定期間保存すること(完全性、機密性)

Bの措置内容

・ 電子文書保存・管理システムに対するアクセスを監視及び記録すること(完全性、機密性)

・ 電子文書の更新履歴(削除した内容、追加入力した内容等)が確認できること。当該更新履歴は、安全な場所及び媒体に一定期間保存すること(完全性)

・ 更新前の電子文書についても、必要に応じ一定期間保存すること(完全性)

・ 電子文書の盗難、漏えい等に備えるとともに、改ざん等を防止するため、必要に応じ電子文書を暗号化して保管すること(完全性、機密性)

・ 必要に応じ改ざん検出機能を有する電子署名を電子文書に施して保管すること(完全制)

・ システムタイマーの設定・変更等の作業履歴が確認できること。当該作業履歴は安全な場所及び媒体に一定期間保存すること(完全性)

 

 

 

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