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(ウ) SGML/XML形式文書

( Standard Generalized Markup Language/eXtensible Markup Language。以下、それぞれ「SGML」「XML」と記述する)

文書構造型テキスト文書。異機種間での文書交換や文書の再利用推進などを目的として、ISO(国際標準化機構)で標準規格とされた。文書構造をDTDとして定義し、文書を階層化、部品化することができる。ただし、SGMLはその仕様の難解さなど幾つかの理由により期待されたほど、普及はしなかった。

なお、XMLはSGMLのサブセットとしてW3C(World Wide Web Consortium: WWWに関する規格の標準化団体)にて標準化が進められている文書規格であり、SGMLの問題点の解決やインターネットとの親和性を深めており、次世代の標準文書規格として注目を集めている。

イ 画像ファイル形式

(ア) ラスター画像形式文書

写真やイラストなどの画像ファイル形式。Jpeg、BMP、GIFなど多くの種類が存在する。基本要素は画素数と階調によって組み立てられており、一概には言えないが電子化対象物の表示再現性が高い。

(イ) べクター画像形式文書

図形などの画像ファイル形式。PDF(Portable Document Format。以下、「PDF」と記述する)などの電子文書がこれに該当する。画像データの拡大、縮小や、サイズ変更などのコントロール処理を行うことが可能である。

ウ 固有アプリケーション形式

(ア) ワープロソフト形式

マイクロソフト社のWordや、ジャストシステム社の一太郎など、それぞれ独自形式の電子文書。一般的な電子文書の作成に汎用的に使われている。

(イ) 固有アプリケーションソフト形式

表計算ソフトなど個別アプリケーション独自形式の電子文書。それぞれの利用目的に応じて使用される。

 

 

 

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