ネットワーク利用におけるリーダーの活動は、パソコン操作の基礎的知識やネットワーク利用のマナーやセキュリティ意識の啓発だけでなく、パソコンの業務への活用アイデアやネットワーク活用テーマの研究までも対象にすることが考えられる。
更に、活動内容や成果をネットワークなどで公開して意見や評価を募る、あるいは成果に対しての表彰制度や発表の場を設けるなどの支援を行うことで、更に活動の範囲や参加者が広がるような仕掛けづくりを行っていくことも有効である。
こうした主導的役割を果たす職員の中から出てくる情報化・ネットワーク利用に関する意見や提案を検討・採用していくことによって、更に情報化・ネットワーク利用が推進されることも期待できる。
このように、人材を集めた組織が、更に人材を生む仕組みを形成していくことが、情報リテラシー向上を継続的・発展的に進めるためには最も効果的である。
・OAリーダーや情報化リーダーと同様にネットワーク活用のリーダーを庁内で公式に認知する必要がある
・ネットワーク活用のリーダーの活動内容や成果をネットワーク上で公開・発表することにより、活動の範囲や新たな参加者が広がる仕掛けづくりが必要である
・数多くの情報化人材を生み出す仕組みを形成することによって情報リテラシー向上研修を継続・発展させることができる