問題はそれを認める制度と評価である。最近、原課の一職員がネットワーク上に最新のウイルス情報を掲載したが、批判が数多く寄せられた。情報管理課がやるべきことで、一般の職員がする必要はない、自分の業務に専念すべきだ、というものである。こちらとすれば、それが研修の成果であると評価しているのだが、職場の風土がまだまだ醸成されていないことを痛感させられた。
高齢化、広域化、住民意識の多様化など、社会は新しいサービスを必要としている。情報化はこれらの課題を解決する鍵となり得る。それを担うのは情報リテラシーを身に付けた職員一人一人であることは疑いがない。
情報化人材の育成が持つ意味は大きいが、リテラシーといっても幅広い。
リテラシーの内容に最も適した研修方法を選択して実施していくことが肝要であろう。