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4 今後の研修・育成方法についての展望

―ナレッジ(知恵)マネジメントの実現―

情報の共有には三つの段階がある。第一段階は、データの共有である。

これは、もちろん、とても大切である。生情報を共有することは、場を共有することでもある。共有できない場合には、いわゆる温度差が発生することが多い。第二段階はノウハウの共有である。ノウハウは比較的マニュアル化が容易であり、顕在化しやすい。

難しいのは第三段階のナレッジの共有である。職員が、共通の問題意識を持ち、課題を理解して、進んで知恵を提供し合おうとしなければ実現出来ない。地方分権の進む中で、地方公共団体は、ますます多くの課題を短時間で処理せざるを得なくなる状況となり、衆知を集めて解決を図らねば間に合わないことになりかねない。そのための作法、技法を職員や市民が手探りで身に付けていく必要がある。それを支援する情報システムを含めて検討を進める計画である。

 

 

 

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