ウ 電脳研修の成果
電脳研修修了者は、それぞれの職場で業務改善を行っているが、その主なものを挙げると、
1]「今日のニュース」
横須賀に関する新聞記事をスキャナで読みこみ、グループウェアで配信(紙が減るとともに、情報伝達がスピードアップ)
2]「けんさく君」
職員録データベースの検索ツール
3][全国自治体データベース」
文字どおり全国地方公共団体の所在地などの検索ツール
4]「給与支払報告書作成ツール」
非常勤職員などの給与支払い報告書を自動的に作成発行するツール
5]「書式屋本舗」
各種申請書の書式91種類をホームページに掲載(用紙を取りに行かなくて済む-12年4月を目途に約600種類に増の予定)
6]「公示発注状況掲示板」
入札の告示や入札結果をホームページに掲載(入札が透明になった上、入札参加者が増加し、相当額の入札差額が生じた)
など、たくさんの成果が上がっている。
これらは、情報化担当課だけが頑張っても出来ることではなく、電脳職員を中心に、全庁的にリテラシーが高まってきたことの成果であるといえよう。
エ イントラネットの活用
イントラネットには、パソコンの基本操作、Windowsの基本操作、共通ソフトウェア(Word、Excel)の操作、周辺機器(プリンタ、スキャナなど)の設定方法、グループウェアや財務会計システム、公文書管理データベース、公用車予約システムなどの操作マニュアルを掲載し、職員は自由にダウンロードして使用することが出来るようにしている。これらのマニュアルは、いずれも職員が作成したもので、初心者向けに、パソコンの画面展開を逐一記録した分かりやすいものとなっており、自習も十分可能である。
この他、困った時のためのQ&Aコーナーも設けてある。それでも不明の点は、職場の電脳職員に聞いたり、情報化担当課に問い合わせることになっている。導入当初は、初歩的な質問やトラブルも多かったが、徐々に少なくなり、現在では、高度な利用方法についての質問や相談が中心となっている。