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3 ネットワークを活用した自主研究グループの取り組みについて

 

(1)取り組み内容

平成11年3月に庁内LANの掲示板"情報交流館"上でユーザの視点から情報技術(IT: Information Technology)を考える「シスアド」に関心のある職員への呼びかけを行った。シスアドサロンと呼んで相互に情報交換を目指す場とした。最初の活動主体は掲示板上での情報提供及び意見交換であったが、意見交換をするうちにやはり顔を合わせたミーティングが必要ということでオフライン・ミーティングを行った。

その後、より各自の業務に突っ込んだテーマについて意見交換を行いやすいように独自にインターネット上のメーリングリストを開設し、メンバー登録を行った者のみでより深く意見交換を行う基盤を構築した。

平成11年5月からは県の「自治研修所」が行っている自己啓発支援制度である自主研究グループの登録を行った。この制度は、県職員が自発的な研究を行うに際して必要な書物、講師謝金などの費用の一部を補助するというものである。このグループ登録に当たっては、シスアドサロンメンバーから賛同者のみを求めて"情報リテラシー研究会"という名称で、より行政の情報化に当たっての具体的な研究を行うグループとして活動を行うこととした。

 

研究会活動とフィードバック

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現在の研究活動への取り組みとしては、月1回のオフライン・ミーティングの実施を行うとともに随時、メーリングリストで意見交換を行っている。これにより密度の高い情報交換が可能になる。また、メンバー自身が職場で開発したOAソフトのマクロや様式集などの有用なソフトを即座に情報提供できるとともに、意見交換を通じて、相互研鑚によりソフトの改善を行うことができる。

 

 

 

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