(例4)ネットワーク・ミーティング
集合研修で基礎的知識を学習した後に、受講者間でプロジェクト・チームを結成し、様々な行政課題に対して問題意識を持つ職員同士が庁内LANを利用したネットワーク・ミーティングの実践を通じて解決を図る。また、ネットワーク利用上のマナーについては、こういった庁内での電子メールなどのやりとりの中で経験者からの指摘を受けることで、実践的な態度を身に付けていく。
(例5)オフライン・ミーティング
例5とは逆に、ネットワーク・コミュニティにおける「オフライン・ミーティング」は、日頃ネットワークでのコミュニケーションでしか交流のないメンバー同士が集合して対面のコミュニケーションをとることにより、その後のネットワーク上でのコミュニケーションに弾みがつき、コミュニケーションのモラルも向上する効果がある。
これに注目して、ネットワーク研修参加者同士による対面のコミュニケーションの場などを設定して、庁内のネットワーク・コミュニケーションの活発化を図ることが考えられる。
以上、述べてきたように単一の研修手法や前例踏襲型の研修を見直し、ネットワークを利用した研修などの新しい手法を比較検討して既存の手法と体系付けながら研修計画を再構築することで、より効果的な情報リテラシーの向上が可能になる。