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・次に、第3章第2節で述べた情報リテラシーの内容を教育要素として分類し、体系化を行い、各教育要素をどんな順序で、どのように関連付けて学習していくのかということを考えなければならない。

この際、特に日常業務中の研修についても全体の計画と関連付けて教育ができれば、一層の効果が期待できる。

 

・更に、時間や予算、講師、業務との兼ね合いなどの制約条件を考えながら各研修手法を比較検討して与えられた条件のもとで、最も効果が得られる手法の選択を行う。

 

このような検討を行って、実際の研修計画を策定する作業に入ることになる。また、特に情報リテラシー向上を目的とした研修においては、ほぼ全職員を対象として実施するものであり、情報リテラシーの必要性に対しても受講対象者によってばらつきがあることが予測される。このため、直接的な能力向上の研修だけでなく、今後の情報リテラシーの必要性について啓発的な研修カリキュラムを組むことについても検討していくことが重要である。

 

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図-5 研修企画の手順

 

 

 

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