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次に、研修手法そのものの特徴について各研修手法を比較してみた場合、表-3のとおりである。

 

表-3 研修手法の特徴

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まず、「研修時間が確保しやすいか」ということについては、各研修それぞれに一長一短であり、集合研修は業務の都合がつけば、参加については職場の協力が得られやすく、職場を離れての研修であるため一定の時間に集中して学習することができる。日常業務中の研修については、特別な時間の確保は不要であるが、あくまでも業務が優先するため、まとまった時間に集中して学習することは難しい。ネットワークを利用した研修については、受講者が自分の都合に合わせて学習できるが、これも業務が優先するため、まとまった時間の確保は困難である。

次に「どういった研修に向いているか」ということについては、集合研修とネットワークを利用した研修は体系的な学習に向いているのに対して、日常業務中の研修は体系的な知識の習得には向いておらず、個別業務向きであるといえる。

 

 

 

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