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(3)問題発見能力

日常の業務や、情報収集活動などを通じて入手した情報を読みこなし、業務の改善や新規施策によって解決すべき問題を発見する能力である。

具体的な目標としては、例えば、以下のような項目を挙げることができる。

・統計などの数値データから、傾向や法則性、例外を見出すことができること

・住民から収集した意見や、情報検索結果などの非定型データを分類し、傾向や例外を見出すことができること

 

(4)調査・分析能力

解決すべき問題を分析したり、解決のために必要な情報を明確にするなどして、発見した問題の解決策を生み出す能力である。

具体的な目標としては、例えば、以下のような項目を挙げることができる。

・解決すべき問題について、図化、グラフ化、統計解析など適切な手法を用いてその原因を検討することができること

・各種の情報源を活用して、類似する問題の存在やその解決策についての情報を入手することができること

・適切な手法で業務を分析し、非効率な部分があれば原因を指摘できること

 

(5)コミュニケーション能力

問題の所在や、解決策の適切性などについて、庁内あるいは住民などとの合意を対話的に形成するための、プレゼンテーション能力及び理解力である。

ネットワーク上でのコミュニケーションに対応して、対面コミュニケーションだけではなく、文章によっても的確に意思疎通できる能力が含まれる。

具体的な目標としては、例えば、以下のような項目を挙げることができる。

・住民向けの説明会で、問題及び解決策の根拠について、過不足のない情報を適切な方法で提供することができること

 

 

 

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