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(2)情報の受発信能力

情報の受発信能力は、検索エンジンやプレゼンデーション・ツールの利用方法といった操作技術が含まれるが、今後、求められる情報の受発信能力は、情報を分析・加工して、問題の所在や解決策を発信する能力やネットワーク上で情報交換を行うならば、相手が持っている情報を上手に引き出す能力、相手方の発言の意図を理解して適切な対応が行える能力など各種のコミュニケーション能力も必要になってくる。

 

(3)育成すべき情報リテラシー

上述した内容を考慮して育成すべき情報リテラシーは次のとおりである。

・情報機器などの操作能力

・情報活用の前提知識

・問題発見能力

・調査・分析能力

・コミュニケーション能力

 

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情報リテラシー向上策(第4章)

 

ここでは、地方公共団体職員に求められる情報リテラシーを向上させる方策について述べる。

 

1 情報リテラシー向上策の現状と課題

情報リテラシー向上策の現状では、団体により研修目標は様々であり、研修科目も操作研修が主体で、研修手法はほとんどが集合研修で行われている。

また、課題としては、操作研修以降の職員教育の在り方、研修の費用対効果の問題、研修機材・スペースの不足、コンピュータになじめない職員への対応、再教育の必要性、研修生の受身の姿勢などがある。

 

 

 

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