表A.2.3.5 最大円錐貫入力の代表値の例(単位: kgf)
A.2.4 最大粒径を19 mmに調製した円錐貫入試験結果
揚荷役現場における試験においては、その場で試料を抽出し、最大粒径が19 mmとなるように篩い分けを行い、容器を用いずに試料を固めることにより供試体を形成し、円錐貫入試験を実施した。試料は、A.2.3.1及びA.2.3.2の「円錐貫入試験番号」に示した各状態において抽出し、篩い分けしたものを用いた。水分計測の結果をA.2.4.1及びA.2.4.2に示す。水分値は、容器の空質量及び試料を入れた状態での総質量を現場で計測し、試料の乾燥質量は持ち帰り実験室で計測した。
表A.2.4.1 Pomalaa (D < 19 mm)の水分値
表A.2.4.2 Boakaine (D < 19 mm)の水分値
円錐貫入試験は、一つの共試体について7回行った。結果を表A.2.4.3及びA.2.4.4に示す。
表A.2.4.3 Pomalaa (D < 19 mm) 円錐貫入試験結果
表A.2.4.3 Boakaine (D < 19 mm) 円錐貫入試験結果
篩い分けを行わない試料の場合と比較すれば、最大円錐貫入力のバラツキは小さいため、試験結果は最大円錐貫入力の平均値で代表させることとする。但し、Pomalaa鉱に関する実験のうち、水分値が最も低い状態では、円錐貫入力が"over"を示したデータ及び途中で供試体が割れたため有意な最大円錐貫入力が計測できなかったデータが含まれているため、この試料については、残りの5データの平均値を実験結果の代表値とする。
前ページ 目次へ 次ページ