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以下、試料の水分値は、表の右の蘭に示した平均水分値で代表させることとする。

(3) 円錐貫入試験結果

篩い分けを行わずに試料のパイルに登って円錐貫入試験を実施した。円錐貫入試験は、毎秒1 cmの速さで、円錐の先端が試料上面から15 cmに達するまで貫入させ、その際の最大円錐貫入力を読みとった。試験において使用した装置の円錐貫入力の測定範囲は50 kgfであったため、円錐貫入力が50 kgfを超えたものは"over"として記録した。試料調製の際にはショベル等による締め固めを行わず、円錐貫入試験を実施する部分について、質量10 kg、底面の直径10 cmの鋼製の円筒(把手付き)を同一地点に高さ約30 cmから10回落とすことにより締め固めを実施した。円錐貫入試験は、各試料各水分値について30回実施した。試験結果を表A.2.3.3及びA.2.3.4に示す。表に示した最大円錐貫入力は、小さいほうから順に並べたものである。

 

表A.2.3.3 Pomalaa試験結果

037-1.gif

 

表A.2.3.4 Boakaine試験結果

037-2.gif

 

表に示したデータの代表値としては、最小値を用いる方法及び小さい方のデータの平均値を用いる方法が考えられる。30データのうち、最小値及び小さい方から3 (1/10)、6 (1/5)、10 (1/3)、15 (1/2)データの平均値を表A.2.3.5に示す。

 

 

 

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