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2 付録に収録されている情報は、すでに提出されている提案に対して米国独自の立場を表明するために提出されたものではなく、本件について検討が予想される審議にとって重要である。

3 小委員会に本情報を本件についての問題点の検討時に考慮するよう要請する。

付録: 次亜塩素酸カルシウム製造者北米グループからの情報

 

DSC 5/3/31 (カナダ) 次亜塩素酸カルシウムの運送 [別紙1参照]

○主要点: カナダは、小委員会に現行IMDGコードの次亜塩素酸カルシウム(C.H.)に係る要件を維持することを検討し、これらの危険物の輸送に関する現存要件を順守させるためのMSCサーキュラーを作成するよう要請する。

○委員会への要請事項: パラ9

○関連文書: DSC5/3/6、DSC5/INF.6

 

議題4 EmSの改正

 

議題5 BCコードの見直し(固体ばら積み貨物の特性評価を含む。)

 

DSC 5/5 (WG) DSC 4におけるWGの報告

○主要点: 本文書は、BCコード付録A、B及びCにおけるProper Shipping Name(PSN)/Correct Technical Name(CTN)の使用及び固体ばら積み貨物の通風換気要件の明確化に関するDSC4におけるWGの結果報告を含んでいる。

○小委員会への要請事項: パラ9

○関連文書: DSC3/3(annex 9)等

1 DSC4においてBCコードを見直すためのWGが設立され、Proper Shipping Name(PSN)/Correct Technical Name(CTN)の使用に関する付録A、B及びCの改正作業を行い、DSC5への結果報告を作成した。

2 WGは、蘭提案(DSC3/11)及び付録A改正案(DSC3/3 annex 9)を検討した。

3 WGメンバーの大多数が貨物名又は貨物グループ名について、唯一の明確な名称を使用すべきことに合意した。

4 WGは、Bulk Cargo Shipping Name (BCSN)を使用することに合意した。

5 国連番号を有する危険物の場合、そのBCSNは、IMDGコードに規定されているようにそのProper Shipping Name (PSN)と同じでなければならない。

6 時間の制約のためWGは、BCコード付録Aリストの改正提案に関し合意に達しなかった。WGは、このリスト(DSC3/3 annex 9)をDSC5における審議に使用することを勧告した。

7 WGは、オーストラリアが会期外に本件に関する研究を行い、DSC5へ提案することができることに注目した。

固体ばら積み貨物に関する通風換気要件の明確化

8 BCコード3.5節を次のとおり改正する。

[現行]

3.5 通風換気

3.5.1 定義

貨物が毒性又は引火性ガスを発生する場合、貨物区域には効果的な通風換気が与えられなければならない。

[改正案]

3.5 通風換気

3.5.1 定義

本コードに使用される通風換気とは、LELに対して引火性ガス又は蒸気濃度を安全な値まで下げ、毒性ガス、蒸気又は塵埃を安全なレベルまで取除く外部から貨物区域への空気交換を意味する。通風換気要件として次の定義を適用する。

.1 自然通風換気とは、動力式でない通風換気を意味する。空気は、空気ダクト及び/又は他の適切に設計された開口部から供給される。

.2 表層通風換気とは、貨物の上部スペースのみの換気を意味する。

.3 機械通風換気とは、動力式換気を意味する。

.4 連続した通風換気とは、全ての期間において操作される換気を意味する。

3.5.2 通風換気に関する勧告

.1 BCコード付録B又は荷送人からの情報により連続通風換気が要求される場合、貨物が船倉内に積載されている間通風換気が維持されなければならない。

 

 

 

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