日本財団 図書館


2 DSC4及びMSC71において強制化されたIMDGコードの改正の実施に係わる手続きについて議論された。MSC72において本件に関する審議を容易にするためにDSC小委員会の選択をMSCに提供することを提案する。

○委員会への要請事項: パラ13

○関連文書: DSC4/14,para.6.24 to 6.29; DSC5/3/1, para.13 to 18; and MSC71/23, para.8.10 to 8.23

1 前回DSCにおいて強制化されたIMDGコード改正実施の方法について審議された。SOLAS条約の下で改正する場合、その実施期間に関し、いくつかの懸念が述べられた。すべての可能性について検討するためにIMO法律及び規則担当部は、本件について検討しDSC5へ報告するよう要請された。IMO法律及び規則担当部が、MSCへ可能性のある解決方法を報告することが合意された。

2 MSC71において本件について検討されたが、結論がでなかった。いくつかの選択肢があったが、IMDGコードのどの個所が強制化されるべきかについて最終的に決定されるまで結論を待つことが合意された。

3〜5 (略)

IMDGコードの強制化該当個所に関する提案

6 蘭は、E & Tグループにより指摘された箇所以外のすべての箇所を強制化するよう提案する。これに関連して新様式IMDGコードが強制化された場合、SOLAS条約中にこれらの該当個所に関する言及が必要でないことを明らかにすべきことに注目すべきである。

7〜10 (略)

11 SOLAS条約第VII章に「改正はSOLAS条約第VIII条の改正手続きによる。」との規定を設け、IBCコードの改正手続きを引用する。(改正案の回章は、MSCの承認を待たずに小委員会が改正案を承認した段階で行うことによって改正に必要な期間を短縮する。また、改正案をサーキュラーで回章し、オレンジブックの改正に合わせて実施する。)移行期間を設けることにより他のモードと整合することができる。

12 実施に係わる最も該当する手続きの決定はMSCで行われるが、蘭は、DSC小委員会の選択をMSCに提供することを提案する。蘭は、小委員会に実情に鑑み上記オプションを探求し、他のオプションが適当でない場合、パラ11に記載されている手続き方法が予備案となるよう要請する。

13 小委員会にパラ6及び12の提案を検討し、該当する処置を執るよう要請する。

 

DSC 5/3/29  (スペイン) 無機硝酸塩類(水溶液)

○主要点: スペインは、「無機硝酸塩類(水溶液)、UN3218、クラス5.1」の輸送に使用できるIBCsへ主管庁の許可に従ってプラスチック製内容器付複合中型容器の使用を認める追加提案を行う。

○委員会への要請事項: パラ5

○関連文書: IMDGコード26節、DSC5/3

1 現行IMDGコードは、「無機硝酸塩類(水溶液)、UN3218、クラス5.1」の輸送にプラスチック製内容器付複合IBCsの使用が禁止されている。

2 しかしながら、スペインは、プラスチック製内容器付複合IBCs に対してIMDGコードに規定されている試験を実施した。スペインは、パラ4の条件において輸送できるという結論に達した。

3 主官庁の許可により輸送は、NOSの危険物に対して制定されてきた。従って、それぞれの主官庁は、使用される容器包装に関する製造物の固有の状態を評価することに基づいて危険物輸送を許可すべきであると考えられる

4 経験に基づいてスペインは、上記生成物UN3128が次の条件を満足した場合プラスチック製内容器付複合IBCs(31HZ1, 31HH2, 31HA2)を使用し輸送できることを提案する。

4.1 ガス圧が50℃110kPa又は55℃130 kPaを超えないこと。

4.2 主管庁の許可に基づくこと。

4.3 最大許容量1000リットルとすること。

4.4 気密のISO金属容器に収納して輸送されること。

5 小委員会にスペインからの本文書の情報に基づいて調査するよう要請する。

 

DSC 5/3/30 (米) 次亜塩素酸カルシウムの運送 [別紙1参照]

○主要点: 次亜塩素酸カルシウム北米製造者からの情報(当該物質の特性、海上輸送経験及び現行の輸送要件の妥当性について)

○委員会への要請事項: パラ3

○関連文書: DSC5/3/6

1 米国は、DSC5/3/6に関する海上輸送に係る話題に対して取り組んだ次亜塩素酸カルシウム北米製造者からの情報を受け取った。本文書は、当該物質の特性、分類、容器に関する考察、海上輸送の実績、該貨のIMDGコード要件の改正提案に関する見解と共に現行IMDGコードの妥当性に関する情報を含み、IMOガイドラインの手続き方法に基づいて提案されている。

 

 

 

前ページ   目次へ   次ページ

 






日本財団図書館は、日本財団が運営しています。

  • 日本財団 THE NIPPON FOUNDATION