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議 題:

1 新様式IMDGコードのfirst readingの完結

2 Amdt.30に関する事項の検討

3 新様式IMDGコード危険物リスト(Dangerous Goods List :以下「DGリスト」)に関する事項

4 DSC4からの検討要請事項の審議

5 新様式IMDGコードPart.4 包装仕様(Packing instruction:以下「PI」)の検討

主な内容は以下の通り。括弧内の数字はパラグラフ番号を意味する。

(5) スペイン代表からIMDGコード・スペイン語版にエディトリアルな国連勧告との相違があることが報告された。スペイン語翻訳セクションにより訂正されることとなった。

作業グループ

(6) 作業グループは、本会合中開催されなかった。

様式替作業

(7) E&Tグループは、DSC4における決定及び指示事項を取り入れること並びにMSCへの報告として作成することを条件に様式替えIMDGコードが原則的に承認されたことを銘記した。

(8) 第30回改正作業を促進し、更に容易にするためにE&Tグループは、各国代表により作成された内容を取り入れているDGリストを検討した。

(9) エアゾール、国連番号1950を検討しE&Tグループは、エアゾールの関連IMO規定が適切でなく成分中の毒性について考慮していないので、DGリストにSP190及びSP277の規定を設けることを決定した。

(10) E&Tグループは、小委員会において原則合意されたベルギー提案(DSC 4/3/4)危険物リストの様式替えを検討し、事務局にクラス4.1のSRS及びクラス5.2の有機過酸化物を海事関係者が使用できるようにDGリスト又は事務局に都合のいい他の箇所に付録として取り入れるよう指示し、ベルギーの代表は、この旨合意した。

(11) E&Tグループは、DSC4で合意された一般原則及びE&Tグループ会合での検討結果を考慮しDGリストの策定作業を次にように分担することに合意した。

ババマ:クラス8

ベルギー:クラス3及び5.2

フランス:クラス5.1

ドイツ:クラス4

オランダ:クラス6.1

英国:クラス1

米国/カナダ/HMAC:クラス2、6.2及び9

(12) E&Tグループは、クラスごとにDGリストにおける正確な技術用語に関し責任ある各国代表が、1999年4月15日までに事務局までDGリストの最終版を提出することを決定した。

(13) E&Tグループは、DGリストを作成するときにIMDGコード第29回改正及びDSC4での検討結果を考慮することを力説した。

(14) E&Tグループは、原則的にすべての液体/固体形態の危険物について品名の末尾に大文字で「液体」又は「固体」を表示し、これらの品名を国連危険物専門家委員会(以下「UNCOE」)に提出することを決定した。

(15) E&Tグループは、同一国連番号で液体又は固体である物質については、DGリストにおいて別々の品名で示す必要があるが、関係する欄において同一内容の性状及び注意事項は繰り返す必要はないことに合意した。E&Tグループは、性状及び注意事項とSPとの間で内容が異なる場合は、SPを優先することを決定した。更に性状及び注意事項が海事関係者にとって重要であり強制的な規定の内容を含む場合、SPとして記述されるべきことを確認した。

(16) 更に国連モデル規則にSPが規定されておらず、IMDGコードのSPが規定されている場合これを適用することを決定した。

(17) E&Tグループは、国連モデル規則とIMDGコードにおいて正式品名(PSN)が異なる場合、IMDGコードのPSNを使用すべきである旨合意した。英国は、これらの異なる品名のリストを9月の国連専門家委員会に提出する予定である。

(18) SP109、223及び279がIMDGコードになく国連モデル規則に存在することがE&Tグループにより確認された。E&Tグループは、国連モデル規則にSPが存在する物質に関して新様式IMDGコードに使用することを決定した。

(19) 海洋汚染物質を取り扱う場合にSP223は、不明確な点があることが認識されており、E&Tグループは、海洋汚染物質でない物質に対して該当する場合には、SP223の他にSP601を使用する旨決定した。更に新様式IMDGコード関連のすべての新規SPについては、900番台を使用する旨合意した。

(20) E&Tグループは、性状及び注意事項欄にある物質については、スケジュール番号を参照していることに気づいた。これらについては、具体的に記述することを決定した。

 

 

 

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