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.8 第9議題関連(容器に収納した危険物に関する通風換気要件)

.9 第10議題関連(DSC6の作業計画及び議題)

付録: 小委員会の改正作業計画

 

DSC 5/2/1 (日) コンテナ船の部分的風雨密ハッチウェーカバーを有する船倉に係わる危険物輸送の問題に関する日本のコメント

○主要点: この文書は、コンテナ船の部分的風雨密ハッチウェーカバーを有する船倉に係わる危険物輸送の問題に関する日本のコメントである。

○小委員会への要請事項: パラ6

○関連文書: DSC 5/2 Paragraph 2.1等

小委員会への要請事項

6 小委員に前述の意見を検討するよう要請する。特に次の事項について:

.1 部分的風雨密ハッチウェーカバーを有する船倉に係わる危険物の積載及び隔離要件明確化の必要性を銘記すること。

.2 SLF小委員会にDSC小委員会において本件に関し該当する決定が得られるまでこのような貨物船倉に係る危険物輸送の問題について最終決定しないよう要請すること。

.3 小委員会の作業計画に本件に関する明確化を含め、本提案及びフランス提案を含む関連文書を考慮し、当該船倉のための要件を策定すること。

 

DSC 5/2/2 (ノルウェー) HSCコードの改正

○主要点: 本文書は、危険物をHSCに積載させることにより危険性を増加させることを許可すべきでないという意見を含んでいる。少なくとも旅客用HSCには、危険物積載を禁止すべきである。

○委員会への要請事項: パラ6

○関連文書: DSC5/2、DE42/15 パラ4.3、4.9及び4.10

1 本文書は、DSC5/2に関するコメントを提案する。更にIMOの提案手続きの方法に従って提案している。

2 HSCに関し危険物の積載について検討する場合、引火性物質(液体及びガス)及び火薬類の他にも危険物が存在することに留意することは重要である。

水反応性物質(引火性及び爆発性物質を発生するもの。)

毒物(水反応性物質で毒物を生成するものを含む。)

腐食性物質

病毒性物質

放射性物質

酸類

微生物

3 クラフトのスピード及び軽量であると言うことに加えて、在来船と比べて一つの重要な相違がHSC上において発生する加速度である。従って、在来船に適用される貨物固縛方法及び設備に対する要件がHSC上の安全性を同じレベルに保つには十分でないと思われる。更に危険物の容器包装に関する試験の要件は、在来船の要件に基づいている。

4 クラフトの構成物に使用されている引火性及び毒性物質に関するコードに規定されている詳細な及び厳しい要件が、危険物を積載することから生じる新たな危険性を認めるために理論的に検討されているかどうか疑問である。例えば、クラフトが危険物を積載している場合、衝突及び座礁時により酷い結果となることが考えられる。危険物輸送に関し、一般的にクラフトに積載するより貨物船及び在来ローローフェリーに積載した方が安全である。

5 従って、HSCに危険物を積載する許可を与える場合の基準については、注意して検討するべきであり、上記問題点については、少なくとも旅客用HSCへの危険物積載を禁止にすべきである。

6 小委員会に結論を改正HSCコードに含めるために本件に関する該当する処置をとるよう要請する。

議題3 IMDGコード、Annexes及び付録(EmS及びMFAG)の改正

 

DSC 5/3 (事務局) E&Tグループの報告

○主要点: IMDGコード第30回改正ドラフト及びDSC4からの検討要請事項に関するE & Tグループの検討結果。(1999年3月1日〜5日開催)

○小委員会への要請事項: パラ46

○関連文書:

パラ46: E & Tグループの報告書を承認し、該当する処置を執ること。

 

 

 

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