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iii WGにおける議論

日本の提案に基づき作成されたDSC 3/3 - Annex 9は、新様式BC Codeの検討の基礎資料であるDSC 5/INF.2に取り入れられ、さらに検討されることとなった。BCSN/PSNの使用を勧告するためのBC Codeの改正については、C.G.で検討することとなった。

iv プレナリーにおける議論(WGの報告後)

貨物の正式名称については、特段の意見は無く、WGの報告が承認された。

v 今後の取扱い

今後は、BC Code見直しC.G.の中で、貨物の正式名称の使用に関する勧告が作成されるため、C.G.の中で充分に検討する必要がある。

d 化学的危険性を有する固体ばら積み貨物の通風要件

i 経緯、主な提案文書及び日本の主張

ばら積み危険物を運送する船舶の通風装置仕様の明確化(FP 39/INF.12 by IACS)のため、BC Code付録B(化学的危険性を有する貨物)に記載される貨物の通風要件の明確化について、DSC 1以降審議がなされている。

前回会合のWGでは、「BC Code付録Bまたは貨物申請書において明確に要求されない限り、貨物の通風は海上気象の状態等によっては一時的に停止しても良い」との日本の考えが受け入れられた。今次会合では、機械通風/自然通風の別、通風装置の数等について審議がなされる予定であった。今次会合における日本の対応は適宜対処であった。主な関係文書は以下の通り。

イ DSC 4のWGの報告、5.3節(1)(イ)参照について(DSC 5/5)

前回会合のWGでは、通風要件に関する審議は途中で時間切れとなっており、連続通風(L.L.条約の「閉鎖装置を持たない通風装置に関する要件」が適用される)の要否、用語の定義等が、BC Code新3.5節案として示されている。

ロ 蘭提案について(DSC 3/11/1)

BC Code付録Bに記載されている化学的危険性を有する固体ばら積み貨物の通風要件の明確化のための調査結果、物質毎の機械通風/自然通風の別等が、検討のたたき台を供する目的で示されている。

ii プレナリーにおける議論(WGの設置前)

前回会合におけるWG議長(トロヤ、仏)より、DSC 5/5に基づき、前回会合の木曜日以降に実施されたWGの結果が報告された。(5.3節(2)参照)化学的危険性を有するばら積み貨物に関する通風要件については特段の意見は無く、WGにおいて審議することとなった。

iii WGにおける議論

DSC 5/5で提案されている通風要件の改正は合意された。また、 DSC 3/11/1は、既に新様式BC Codeの検討の基礎資料であるDSC 5/INF.2に取り入れられていることが述べられた。

 

 

 

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