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v カナダ提案について(DSC 5/3/31)

カナダは、小委員会に現行IMDGコードの次亜塩素酸カルシウムに係わる要件を維持することを検討し、これらの危険物輸送に関する現存IMDGコード要件を遵守させるためのMSCサーキュラーを作成するよう要請した。

vi 独(DSC 5/3/27及びDSC 5/J/4)

独は、UN2880の現行IMDGコードの個別スケジュールを国際P&Iクラブ及び独の試験結果に基づいて全面的に改正するよう提案した。

vii 国際海上保険連盟他2団体(DSC 5/3/10)

国際海上保険連盟他2団体は、連名で国際P&Iクラブを支持する旨表明した。

viii 第1回目プレナリーにおける議論

イ MSCサーキュラー案及びIMDGコード改正案を作成するためのドラフティンググループを設置することが合意された。

ロ 議長は、独、英、蘭、ベルギー、仏、CIFIC、HMACからの意見をとりまとめることにより事務局がMSCサーキュラー案及びIMDGコード改正案に係わる検討用たたき台を用意した旨報告した。

ix ドラフフィンググループにおける議論

イ 第1回目の会合において事前に事務局で用意された検討用たたき台のIMDGコード改正内容が検討され作成された。英国代表が作成したMSCサーキュラー案が配布された。

ロ 第2回目の会合において前回会合において配布されたMSCサーキュラー案が英国の提案により次の事項等が削除されることとなった。

「委員会は、クラス5.1、国連番号1748、2208及び2880に該当する次亜塩素酸カルシウムの海上輸送について改正IMDGコード規定の厳格な遵守を遂行すれば安全であると考えられると言う小委員会の意見を是認した。」

本提案に対して、独、サイプラス、バハマ、国際P&Iクラブが賛成し、日本、米国、カナダが反対を表明した。

ハ 第3回目の会合において前述の削除された文書が[ ]付きの条件で作成された。これに対して、英国、独、バハマが強く反対の意を表明した。

ドラフティンググループ終了後、英国代表と米国代表が中心になりMSCサーキュラー案の内容調整を行い次の文書が記載されることとなった。これに対し日本は原則的に合意した。

「委員会は、クラス5.1、国連番号1748、2208及び2880に該当する次亜塩素酸カルシウムの海上輸送について、改正IMDGコード規定の厳格な遵守の遂行は、安全輸送に供する考えられると言う小委員会の意見を是認した。」

 

 

 

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