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第3回の会合において、LWGは、モデル電子商取引協定書に対する各種団体からのコメントを検討し、これらのコメントに基づいて、同協定書案を若干修正した。また、ICCの電子通商・決済に関する統一規則案(URETS)を検討した。そして、URETSに対する本作業部会のコメントを、LWG委員長がICC事務局に伝えることを決定した。

LWG委員会は、オランダにおける“the Electronic Commerce Platform Netherlands”(ECP・NL)の首唱する「自己規制」(self-regulation)について説明した。LWGは、の首唱が企業、消費者および政府による“e-コマース”の使用に貢献するものと考えられるので、これを支援する可能性を検討した。最後に、LWGは、Mr.David Marshが電子署名に関する国際条約について討議用資料を作成することを決定した。

到達目標

LWGの作業計画によると、主要目標は次のとおりである。

a. モデル電子商取引協定書をUN/CEFACTの勧告として採択してもらうこと。

b. モデル仲介協定書(Model Intermediary Agreement)に関する勧告案を作成すること。

c. e-コマースに関する行動規範(Code of Conduct for e-Commerce)を開発するためにオランダのECP・NLが現在行っている活動を支援する可能性を検討すること。

d. UNOITRAL、その他の国連機関および国際機関と協力して、電子署名に関する国際条約を制定する方法を調査すること。

 

 

 

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