日本財団 図書館


2. 他地域への普及の状況と今後の可能性

 

(1) 他地域への普及の状況

1] 新たにフラミンゴを導入する団体

フラミンゴのシステムを用いた求車求荷システムとして、フラミンゴ東京以外にも、いくつかの地域で新たな団体が設立、ないしは設立に向けた準備を進めている。

■フラミンゴ福井(仮称)

*会員の概要:社団法人福井県トラック協会会員企業を母体として設立予定

*会員数:未定(約20〜30社で設立予定)

*設立の経緯:同協会青年部協議会では、本年度の協議会の活動テーマの一つとして企業間連携による新しい取り組みの可能性を検討していた。こうした活動の中で、フラミンゴに着目することとなり、フラミンゴ東京事務局への訪問など研究を重ね、導入に向けた準備を進めるに至った。しかし、導入に向けては、フラミンゴの研究、導入に主体的に取り組んだ会員だけでなく、青年部協議会全体に幅広く参加を求めることが望ましいことから、協議会会員企業にフラミンゴの仕組みや意義について周知、啓発することが求められた。そこで、交通エコロジー・モビリティ財団の主催により、フラミンゴ東京事務局真下氏を講師とした研修会を実施、フラミンゴに対する会員企業の認知度を高めたことにより、当初中心メンバー10社弱での立ち上げが想定されていたものが、20〜30社の規模にまで拡大して立ち上げられる見込みとなっている。

*設立時期:平成12年3月末までに団体を組成し、4月よりシステムを稼動予定

*同報範囲:同一ナンバーでの同報範囲は福井県トラック協会内の会員企業とし、別途フラミンゴ東京、フラミンゴ北トラネット(仮称)と相互乗り入れ※を予定している。

*その他:コードは、原則としてフラミンゴ東京と同一のコードを用いることを想定している。

※各団体会員を同報範囲とするナンバーを団体間で共有し、各団体の会員は、貨物の発生した地域に応じて、いずれの団体の会員にも情報発信することができることとした。現在、NTTdocomoのサービスにおいては、3グループまでの登録は無料であるため、上記三団体の相互乗り入れによる新たなコスト負担はない。以下同様。

 

 

 

前ページ   目次へ   次ページ

 






日本財団図書館は、日本財団が運営しています。

  • 日本財団 THE NIPPON FOUNDATION