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図1-1-1 「ポケベルの一斉同報による傭車情報の配信システム」のイメージ

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3] 参加状況

・「フラミンゴ」は会員企業55社が参加して開始され、もっとも多い時期で会員数は約80社まで増加した。現在(平成12年3月現在)の会員数は62社で地域的には都区内が中心であるが、多摩地域や埼玉県などの企業も参加している。

4] 当システムの実績

・東京都トラック協会の「フラミンゴ」発信件数は年間約250件であり、うち約3割が成約に至っている。また、「フラミンゴ」での連携を契機として、その後に直接行われている融通配車も少なくないと見られている。

・利用件数が多くなるのは、3月、12月である。この時期には、会員企業が個々に持っているネットワークではさばききれないケースが増えるためと考えられる。

(3) システムのメリット

1] センターレスのシステムによるメリット

・当システムはセンター機能を果たす機関や団体を持たないセンターレスのシステムとなっている。事務局は存在するが、ポケットベル使用料をNTTに支払う窓口としての役割を果たしているだけである。

・センターレスであることのメリットは、センターの維持費が不要のため、ネットワーク運用のための傭車成約手数料を徴収する必要がなく、コストが抑えられることである。情報の手数料を徴収する場合などは、その内容は情報の流し手と受け手の二者間で個別に取り決められることになっており、決済も個別に行われる。

 

 

 

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