また、最近は環境に熱心な企業の株式銘柄を投資対象とする「エコファンド」が人気を集めており、上場している鉄道事業者なら自転車持ち込みを軸とする自社の環境活動を対外的にアピールし、「エコファンド」の対象銘柄入りを目指すのも有効とみられる。
一方、利用客に対しても、自転車持ち込みが何らかのメリットにつながるようなインセンティブ付与が必要であろう。例えば、航空会社のマイレージサービスを参考にした「自転車持ち込みマイレージサービス」を導入し、自転車持ち込みの利用キロ数が一定レベルに達すれば料金を割り引きする、景品を贈るといった需要喚起策が考えられる。