4.5 アイドリングストップを実施した際のエンジン始動回数
アイドリングストップはCO2および燃費に対して有効であり、さらにディーゼル車では排出ガス低減に有効であることが認められた。しかしながら、アイドリングストップの実施はエンジン始動回数の増加を招く。そこで、信号待ちでアイドリングストップを実施した場合の増加割合を推定してみる。各車種別の平均トリップ長を表4.2に示す。これから、大型ディーゼル貨物車(表中の営業用普通車)の平均トリップ長は103.7km、小型ディーゼル貨物車(営業用小型車)は50.7km、大型路線バス(営業用乗合バス)は13.2km、ガソリン乗用車(自家用乗用車)は15.8kmである。