4.2.2 小型ディーゼル貨物車
アイドリングストップの有無が排出ガス等におよぼす影響をエンジン再始動後について図4.6に示す。エンジン再始動直後にCOおよび煤煙の増加が見られるほかはほとんどアイドリングストップの影響はない。
アイドリングストップの有効時間を求めるため、10、15、30秒、1分、2分、5分間のアイドリングストップでのCO、THC、NOx、煤煙、CO2、燃料消費量の減少量について図4.7に示す。エンジン停止時間が増加するに従い、各排出ガスおよび燃料消費量はほゞ直線的に減少している。また、平均車速の違いの影響はなく、有効時間に対して走行状態の影響はみられない。