3. OPIUM(Operational Project In Urban Management)
1996年1月より開始したEC交通部会(DG VII)の3年計画で、
ゲント(ベルギー)、ハイデルベルク(独)、リバプール(英)、ナント(仏)、パトラ(ギリシア)、ユトレヒト(オランダ)
以上の6つのパートナー都市が物理的な交通マネージメントを行い、効果を評価し、将来の環境を配慮した都市交通のあり方を提言する。技術的な方策としては、交通マネージメントとガイダンス、交通静穏、バス優先、歩専道化、個人交通の道路使用の制限、自転車対策などが含まれる。ハイデルベルク市の具体的対策は、個人の自動車利用を制限するために、市内に短い歩行者専用道路を導入するほか、駐車場管理や交通静穏を行う。
4. ZEUS(Zero and Low Emission Vehicles in Urban Sciety)
ECのエネルギー部会(DG XVII)がすすめる無･低排ガス車のプロジェクトで、ストックホルム(スウェーデン)、コペンハーゲン(デンマーク)、パレルモ(イタリア)、ロンドン(英)、ヘルシンキ(フィンランド)のEC加盟国の都市を結んで、1500台のNGV電気自動車やハイブリッド車を購入し運用することを目指す。この組織は、欧州全体をカバーしつつあるCar SharingのNGO組織のスポンサーともなっているので、数百に及ぶ加盟自治体との関連は深い。また、Car Sharingをこういったエコカーで実施する例も増えてきている。
