ブリュッセルにあるECのエネルギー部会(DG XVII)の行った交通、燃料、交通インフラ、都市計画関連の投資Jupiter-1に引き継ぐものである。Jupiter-1は、6200万ECU(エキュ)の投資を行ったが、その20%はThermie Programとよぶデモンストレーション活動からの援助、残りは参加都市の自己負担である。Jupiter-2でも4500万ECUの投資を行うが、同じくその21%はJoure-Thermie Programからの援助だ。実施するアールボルク(デンマーク)、ビルバオ(スペイン)、フィレンツェ(伊)、ゲント(ベルギー)、リバプール(英)、パトラ(ギリシア)の6都市がプロモート役であったが、これにハイデルベルク(独)とナント(仏)が加わって、パトラが抜けた。また後にリーガ(ラトビア)が加わっている。対策の詳細は、
1) 乗物と燃料(British Gas, Citelec, DAB-Silkeborg, ElectricitedeFrance, ENEA(Rome), Gazde Frace, IVECO, Kewet(SWE), Layland Product Development, Post Danmark, Renault,他の企業の参加で代替エネルギーから電気自動車まで導入・実験し評価する)
2) 都市交通のインフラの利用を最適化する最新システム(交通行動を変化させる有効な条件を試す、交通管理、駐車場管理、公共交通促進策など)
3) 都市計画とインフラ供給、となっている。Jupiter-2では、100以上の新しいバスや20台の車への投資を予定しており、各対策の結果交通モードの変化や大気汚染の状況を評価する。交通のエネルギー消費は、20%、CO2は16%、その他の排出物も25%の削減をめざす。