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・官民協力で、利用環境の向上(自転車利用の優先化、柔軟な道路、公共空間の利用、他の交通事業者との連携、交通結節点の利便性向上(乗り換えや車からの転換促進))

・社会実験の実施支援(市場性やニーズを正確に把握、イベントとしてアッピール・認知度向上、市町村と経験を共有できる特定の機関組織の関与、諸設備など実験用のキット、マニュアル)

2] まちなかレンタサイクルの社会実験

「まちなかレンタサイクル」は、事業主体となる市町村の協力があれば、比較的実施容易である。自転車の都心部での活用は、中心市街地活性化にむけて期待され全国各地で同様の試みは進められようとしている。

実験を全国各地で繰り返し行うことを想定し、繰り返し利用可能な装置、設備を製作することも目的とする。中心市街地活性化に努めている自治体等と共同事業で進めることを想定する。

目的:

街中での自転車活用環境の整備

効果的な規模、配置の確認

都市空間の有効活用、活性化への効果

実験装置のキット化、運営ノウハウの確立

 

○「まちなかレンタサイクル」実験案

・利用区域:

地方都市の都心空間

・利用自転車:

放置自転車を活用、シール等でイメージ統一を図る。

・規模:

ステーション8〜10ケ所、50〜200台程度

・配置計画:

主要公共施設、ゾーンの出入口付近に確保

・利用方法:

ゾーン内利用は自由。ステーションに戻す。

貸出し時:

(コイン式の場合はセルフサービス方式)

その他の場合も経費の面から自由に貸出し

・その他:

常設所・主要個所に情報広報センター設置。

事前、事後の広報活動を充分に行う。

実験用キットで繰り返し使用する。

 

●イベント用の貸し自転車の運搬装置

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●貸し自転車用バス(パリのシクロバス)

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