4.1.3 新海上交通システム導入による炭酸ガス排出量削減効果
本検討では、CO2排出量試算を行うにあたり、起点および終点を県庁所在地の高速道最寄りインターチェンジとし、輸送距離を設定した。
トラック輸送と海上輸送との比較において、CO2排出量は海上輸送の場合において削減効果が見られることから、新海上交通システム導入によるCO2排出抑制は期待できるものと思われる。
また、本試算方法によれば、輸送貨物量が増加するほどCO2排出原単位の値は小さくなることから、輸送機関が新海上交通システムへの移行(モーダルシフト)が図られれば、CO2発生量の抑制が可能となり、モーダルシフト推進は、より一層のCO2削減効果が期待できる。