・ 財源
プログラムのための予算は年間およそ9万ドルで、州から交付される。
b. センシティビティ・プログラムに関する取り組み
・ 実施方法
実際の支援はマサチューセッツ州と契約してアシスタンス・プログラムを実施する仕組みになっている。トレーニングプログラムは1993年から実施し、これまで2,200名ほどが受講している。年間36回の講習会を開催し、1回あたり4時間で週末、夜間も開催している。プログラムの受講時間は、州からの要請で、基本的には一人当たり最低12時間必要とされている。ただし、実施については、各事業者が独自に対応しているという前提であり、検査などは行われない。こうした背景もあり、業界全体でのトレーニングの必要性が高まり、マルタでは交通トレーニングのコンサルタントを雇い入れて現在の体制を築いて対応している。
トレーニングはロールプレイで行うものが多い。また、実際に障害をもつ人に協力してもらうこともある。基本的な内容はパラトランジットに関する教育だけである。固定路線については、必要ならば行うが、事業者独自の教育で対応している。
基本的なトレーニング・プログラムは通常、月数回程度の開催予定をもとに以下の6講座のうちいくつかを実施する(表3-1-9)。