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4. 候補図形の選定

 

4.1 ワーキンググループの設置

 

選定された表示事項を対象にして候補図形の選定作業に移行した。作業は以下の理由により、小人数のワーキンググループで行うこととした。

1)図記号に関して専門的な知識を必要とする作業であること

2)様々な見地から複数の意見を得て、結論を導くことが必要な作業であること

3)小委員会といえども20名を超える人数では、活発な討論は期待できないこと

委員は、小委員会の委員より、ISO、JIS図記号に関する専門家、図記号に関わるデザイナー、行政担当者、全体をまとめる小委員長及び事務局コンサルタントの6名で構成した。また、次年度以降に用語の検討等で専門家が必要な場合は、その際に検討することにした。

 

4.2 表示事項の図材別分類と評価シートの作成

 

検討作業を効率よく行うために評価シートを作成した。まず収集した図記号を同じ図材のグループに分類してシートに貼り、それぞれを、例えば(スーツケースの上下に棚板)のように、文章で簡潔に表現した。次に、最終成果物を仕上げる際に必要となるターミノロジー(図記号に併記する語句)の検討のために、表示事項のデータベースから抽出したデータを用語欄に記入した。また、図形に表示要素(表現内容、機能、適用分野)の定義がされているものはそれを記入した。併せて推奨度も確認した。

 

評価シートサンプル(黒丸印は委員による推薦図形を示す)

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