2階部の食堂を持つ車両は、アクセシブルな車両が連結されていた場合、32インチのドア通路が必要である。同車両は手すり、支柱、滑らない床および放送システムを備えなければならない。2階部のラウンジを持つ車両はアクセシブルな乗降が可能なドア通路を一階部に装備すること。トイレがある場合には、少なくとも1ヶ所はアクセシブルなトイレにすること。この車両においても少なくとも一車両に1ヶ所の車いす固定場所および乗り換え/収納場所を要する。
アムトラックの寝台車では、少なくとも1つのアクセシブルなトイレのついたアクセシブルな寝台個室を設けること。アクセシブルな寝台車への通路は少なくとも32インチの幅とする(デッキは幅42インチとする)。
アクセシブルなトイレは一階建ての客車およびフードサービス車においても装備しなければならない。食堂車やラウンジ車においても、他の乗客用にトイレがある場合は、アクセシブルなトイレの設置が必要である。
運輸省ADA規則の対象となる全ての鉄道車両は、法律の規定に基づいて従業員のトレーニングを実施しなければならない。アメリカにおける鉄道事業者は、他の公的事業体に求められるのと同じく、まったく差別がないように障害者に対してサービスを提供することが求められている。