1982年、バンクーバー市はアクセシブルな車両の購入を条件として、バンクーバータクシー社に、追加的に30台分のタクシーライセンスを与えた。車両はレベット(Levett Auto Meta)社による改装車両で、1982年に最初の3台のプロトタイプが生産された。プロトタイプのタクシーは1983年4月に市の自動車委員会で発表され、その後、運輸省の安全基準審査を受け、認可を得た(図3-3-3)。
同社は1985年から、引き続き後継車両の検討を行い、クライスラー小型バンをベースに新しい車両を開発した。車いす1台の場合、4人乗車可能、車いす2台の場合、3人乗車可能である。現在もクライスラーの新型車をベースにした車両が使用されている(図3-3-4)。