「モノレール構造物設計指針」昭和50年3月、日本道路協会・モノレール構造基準調査特別委員会
3章 高欄・排水等
3-2 ホーム前面柵
ホーム前面に柵を設ける場合には、ホーム床面から100cmの高さとするのを標準し、その側面に直角に100kg/mの推力が水平に頂上に働くものとする。
〔解説〕
ホーム前面は、ホーム下への転落やモノレール車両との接触等のおそれがあり危険なので、白線や柵で危険箇所であることを明示し、車両乗降の際以外は、乗降客の立入りをさせないようにしている。
ホーム前面柵は、このように危険範囲を示すためのもので、高欄のように直接的に危険から防護するための設備ではないので、250kg/mの推力を考える必要はない。しかし乗降客等が、もたれかかったりすることもあるので、ある程度の剛性をもたすことが望ましいので、100kg/mの推力を荷重として考えることとした。
*東京モノレールの前面柵は高さ1200mmで水力980N/m(100kgf/m)で設計されている。
前ページ 目次へ 次ページ