日本財団 図書館


053-1.gif

図4.1-2 2枚ドアの細紐の挟み込み

 

この対策としては、閉検知後に数センチの隙間を設ける方法、ドア閉ロック状態でもドアが数センチ開できる機構を設ける方法などが考えられる。

(11) 停電時にホームドアが開かない(停電対策)

停電時にもドアを開けられることが必要である。

このため、電気駆動のホームドアで電源断で鎖錠する方式の場合には、鎖錠を手動解除し手でドアを開けられる方式とすることが考えられる。

(12) 電位差対策

「何も対策しない」、「ホームドアを絶縁する」、「駅区間で車体を接地する」等の方法があり、適用線区の使用条件に合わせて検討することとなる。

電位差対策の方法としては、「駅区間で車体を接地する」方法は鉄輪式の場合電食などの問題があり、「ホームドアを絶縁する」方法が現実的である。

「ホームドアを絶縁する」具体的方法には、絶縁塗装、ゴムなどによる表面処理と、ホームドア本体とホーム面との絶縁シートの設置などが考えられる。

 

 

 

前ページ   目次へ   次ページ

 






日本財団図書館は、日本財団が運営しています。

  • 日本財団 THE NIPPON FOUNDATION