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2年ほどまえ、近くのスイミングスクールの理事長さんから、空き教室を使って、子どもたちに何かしてくれないかと依頼があり、毎週2回、それぞれ1時間の「あそび塾」を開設することになりました。

この塾は有料で、スイミングスクールが参加者を募集します。

園の全職員が講師を担当できるよう、年間スケジュールを組んで「保育の出前」に出かけます。当然、講師謝金が入りますが、それは職員旅行の費用の一部に使ったり、園庭の花苗代や「あそび塾」の材料費などに使います。

今後は、休日を利用して「あそび塾」の保護者(父親参加がねらい)といっしょに、年何回かの山登りや野外レクリエーションの集いなども行い、自然の中で親子の絆を深めるチャンスも設けようと話し合っています。

この会は単に遊ぶだけではなく、いろんな機会をとらえて、子育てアドバイスを行うというねらいを持っていますが、まだ若い保育士の場合、子どもを生んだこともないので、自信をもってお母さんにアドバイスすることができません。

そのため、参加者の中からは「いつも園長や主任の先生が来られるのを待っているのになかなか来てくれない」という不満もあるようです。行かねばと思うのですが、ついつい用事が重なって、なかなか思うように足を運べません。

これからは、地域の特性も考慮した「子育てアドバイス集」なども編纂して、配布するなどの補助的手段も創意工夫しながら、内容を充実させねばと考えています。

 

 

 

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