雨の日や寒い日などは、遊戯室にジュータンを敷いて、子どもたちはブロックやその他の遊具を使って遊びます。そんな時は、お母さんたちも車座になって、子育ての情報交換をしたり、保育士に相談したりします。
保育士と一緒に指あそびや歌あそびをする時のお母さんは、子どもになりきってしまいます。
保育士が身近な紙1枚を使って遊んでみせたり、指あそびをしながら遊んでみせたりすると「さすがー」といわんばかりの顔で見ておられます。物がなくても遊べることや、子どもの目を見ながら遊んであげることの大切さを、無言のうちに学んでおられるようです。
保育の出前
私たちの園は、定員170名で、このうち3歳以上児は113名いますが、これを6つのグループに分け「縦割り」保育を行っているのが園の大きな特徴です。
また男性保育士が各クラスに1名ずつの勘定で配置されているのも大きな特徴です。
合計6名の男性保育士は、ふたつのグループに分かれ、親子レクリエーションや子育て中のお母さん方に対して、遊ばせ方の講座を開くために出張したり、ボランティアで子育てサークルの指導にでかけたりします。
このグループは園の近傍のみならず、昨年は、石川県能登半島の保育所(園)へ、親子ふれあい講座を開催するために招かれ、その帰り道に、越前、姫路、広島と1週間にわたって講演をつづけ、大好評でした。