スタッフの年齢層は30代4名、40代3名、6名は子育てをしておりましたので、若い母親にとっては、手頃なお姉さん感覚で付き合えたのもよかったのかもしれません。
12. 保育園児との交流
【のびのび】の親子だけのプレイデーでなく、時には、保育園児との交流保育も行います。保護者は保育園児の様子を見ることによって、客観的に子どもを見れるようになったとか、【のびのび】は給食はありませんが、保育園児の食事(給食)の様子を見て安心したとか、保育園の献立が参考になったとかプラス意見が多く聞かれました。保育園児との交流保育の間に、保護者のみ学習会をすることもあります。
13. 今後の見通しと課題
とにかく、平成10年度は軌道にのせることが第1の課題でした。周辺区は3か園のみの参加でしたが、平成11年度は8か園になり、法人内の園では、園庭開放やクリスマス会の会場などを【のびのび】の参加者に提供しています。これらの機会に法人内の他の園を地域の人たちに知ってもらうこともできました。また、北区のA園の場合は、園に続く公園に簡単なポスターを貼っただけで、20組またたく間に集まりました。公園デビューの母親たちがそのまま来たようで、そのような親子に保育園という場を提供できる喜びを味わったとA園の園長さんは語っていました。現在周辺区8か園にスタッフが出向いています。どの園も、プール開放や園庭開放、保育室の開放などを通じて、地域に保育園の良さをアピールできますし、遊び場の少ない在宅の親子の支援ができることに喜びを感じておられるようです。