大阪市北部の北・都島・福島・旭4区民間保育21か園を子育て支援事業に開放し、それらの保育園の周辺で、住宅で子育てをしている保護者と子ども(幼稚園・保育園に在籍している子どもは除外)を対象に事業を行うことで、当園が拠点保育園となりました。4区を1ブロックとして、運営委員会を作ることにしました。園長先生方の中から1区2名程度運営委員として参加していただく一方、都島区は中心となるため全園長が運営委員になりました。一園で始めるのも大変ですが、4区をまとめて、船出できるのかどうかが担当園長として不安でした。
運営委員会の役割は、当園というよりは当法人理事長に対する事業委託ですので、法人と各区の園長先生がたの意向を踏まえて連絡調整を行うことの一言につきます。運営委員会のおかげで、趣旨や事業内容など各園や保護者の方にも理解して貰うことができ、順調に園外に事業を広めております。スタッフの給与、勤務時間、保険、各園の開設日の調整、ポスター、チラシの作成などについても、委託料の範囲内で行われるよう運営委員会で話し合われました。
6. 施設の改善
まずは、事業の受け入れの本体である当園の施設改善から手を着けました。一時的保育事業を実施しておりましたし、80.3m2の保育室の基準はクリアーしておりましたが、それはあくまでも、子どもを保育するための施設、地域の保護者を受け入れる周辺設備は整っていませんでしたので、まず、大人用のトイレ・化粧室の改造から始めました。今まで、職員トイレは和式・洋式1つずつでしたが、和式をつぶして、洋式のみにし、便器もウォシュレットに取り替え、和式の部分と手洗い場であった所を洗面室(3.55m2)に全面改造しました。