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最初は、都島保育所が児童館も併設しており学童保育なども行っている関係で、地域では都島児童センターと呼ばれており、地域子育て支援事業が加われば、まさに地域の子育てセンターと位置付けられるとの思いがあり立候補しました。しかし、事業委託の要件として、特別保育事業の中でも、一時的保育事業をしている園が望ましいということで、同一法人内の当園が事業委託を受けることになりました。事業委託についての経過は次の項で述べさせていただきます。

 

4. 事業の目的

 

大阪市の委託基準要綱に、『都市化や核家族化によって、地域社会あるいは家庭内における子育てに関するノウハウや情報の伝達機会が少なくなり、子育て不安や家庭の子育て機能の低下をもたらす状況が生じている。このため、子育てのノウハウを蓄積している保育所の機能や施設を活用し、子育てと仕事の両立支援にとどまらず、乳幼児及びその保護者並びに子育てに関心のある者等を対象に、相談事業や子育てについての実践指導など多様な形態の子育て支援事業の実施等によって、効果的に子育ての不安解消を図るなど、地域全体で子育てを支援する基盤をつくることにより、もって児童の福祉の向上に資する。』という前文があります。その目的をふまえて実施していくことになりました。

 

5. 運営の方法と事業委託に至った経過

 

大阪市当局の意向をふまえて、大阪市の民間保育園団体を通じての募集であり、先に示された大阪市の事業目的からできるだけ一区一園の事業ではなく多数区に渡って、事業を展開してほしいとの要望がありました。

 

 

 

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