<友達づくりの場所>
例えば、引っ込み思案で、人の中に飛び込んでいけない性格の人、転勤族、遠方から嫁いできた人、心も体もくたくたで人とかかわる気力のもてない人、離婚や、別居、単身赴任、様々な事情で一人での子育てをしている人、そんなリスクの多い人たちがお互いに支え合って助け合ってこそ、生きていくための力がでてくると思うのです。子どもを間にして、そんな関係になれる友達つくりをしていくチャンスが多くある場所でもあります。子どものおかげで親同士仲良くなることが、子ども同士のつながりにも大いに影響し、子どもを大きく育てます。お馴染み同士が、親子でしっかりとした友達に時間をかけて育っています。
<開放時間内には、育児の不安・心配・悩みの相談を何時でもできる>
些細な質問を常に受ける毎日です。そばにスタッフが寄っていっただけで、様々なことを尋ねられます。自分に合うスタッフを見つけて、話しかけて、子どものことを相談してきます。情報が雪崩のようにあって逆に困っている、振り回されていることを親自身整理し方向性を見つけていくよう、自分の今の育児がこれでいいのか、確認しているといった内容が大半を占めます。あまり、受ける方も心配しなくてよいケースでは、スタッフの話と合わせて、一般的な相談の手引き(「子育て相談の手引」日本保育協会発行)にある内容の資料を用意しておきます。納得してくださる人が多く、私も含め活字信仰の強い世代であることを実感します。また、相談は、ここで知り合った親同士が自分の失敗や、成功をお互い出し合っての情報交換の形から自然に「ぴあカウンセリング」に似た形態で、行われている場面もよくみられます。