そしてプログラムを通して学んだこと、感じたこと、気づいたこと、などを振り返ってわかち合い、テーマに添った知識と結び付けていきます。
*ある講座から*
テーマ『応援します 子育てを楽しくするために』
参加者:16組、時間:10時〜11時半
・初めての出会い
お母さんと子どもが入ってきた時から講座が始まっています。保育担当のスタッフとともに、「おはようございます、よろしくね」など、緊張が和らぐよう挨拶の声かけをして名札をつけながら、愛称、今日の機嫌、機嫌が悪いときどうすると落ち着くのか、どのような遊びが好きなのかなどをたずねます。これは、保育のためだけでなく、母が日頃何気なくやっている対応を意識化し、子どもの気持ちをなだめることのできる自分に自信を持ってもらうことでもあります。
はじめから母子分離をする場合、子どもが泣かないようにと気づかれないうちにその場を離れるお母さんもいますが、「お母さんはあそこにいるからね」と声かけをしてもらい、子どもの不安を大切な感情として丁寧に扱い、その大切さを母に理解してもらいます。
・自己紹介
講座の紹介と今日の流れを簡単に説明し、「よろしいですか?」と了解しあったうえで始まります。室内を自由に歩き回り、出会った人と、「よろしくね」との思いを込めて握手し簡単に自己紹介しあいます。内容は、名前、住んでいるところ、ここまでの交通手段、子どもの性別といったさしさわりのないものから、趣味、好きな食べ物、出身地、家族、さらに子育てで困っていること、迷っていることまで、参加者の様子によってこちらがあらかじめ制限します。