「先生きてよ!」と4、5歳児から呼ばれます。見ると自分も仲間のつもりなのでしょうが、園児の遊びを妨げてしまっている地域の子。自分たちでも懸命に自分の遊びを守ろうと、その子にも声を掛けていたようですが、思うようにいかず助け船を求めてきたようなのです。
園庭で行事やクラスの活動が行われている時にはその遊びを守れるように、また遊び仲間に入りたいという地域の子どもたちの気持ちに配慮の必要性を感じています。
時々はお母さんのおしゃべりが続いて子どもから遠く離れていたり、目の前にいても怪我やトラブルも起こります。保育園ですからいろいろな遊具にも対象に年齢差があり、安全に遊ぶ方法を伝えたり難しい遊びには声を掛けます。
担当者は安全に子どもたち皆が遊べるように見守りながらも、泣き声や大きな声、音、険しい雰囲気、子や両親の表情にも気をつけ、時にはタイミングをみながら声をかけるなどして、その時に丁寧にしっかりと関われるように心がけています。
そんな心がけが生かされず、配慮も足りなくて忘れられない事件が起こってしまいました。
「先生電話です!」子育て講座、調理実習の会場から戻った時です。「先生に聞いて欲しい」と始まったセンターを利用しているお母さんの言葉には、わが子に起こった事の驚きや不安、「お兄ちゃんが怖い!」と泣いた3歳のT君への思いも痛いように感じられ、帰宅後も一人、心を痛めていた様子が伺われました。
あの日、タンポポ広場が終了し、担当者と遅い昼食を食べながら今日の出来事を聞きました。