市の委託内容に基づき、子育て講座、親子教室、タンポポ広場(園庭開放の輪・タンポポの会)、育児相談、一時的保育(市独自)、ベビーシッター等での出張支援も開始しました。
園庭開放・タンポポの会の誕生
少子化、高齢化社会などさまざまな社会情勢の変化を保育園としてどのように受け止めていくべきか、日ごろより園長からは具体的な話を聞き、また目の前の子どもたちや両親の姿から、基本となる「家庭の大事さ」については職員間でも話題になっていました。「園庭を使って親子で伸び伸びと遊んでもらおう」「園児も職員も一緒に遊ぶ中で保育のノウハウも自然に提供できるのではないか」。できるだけ地域の方に気軽に来てもらえるように、思い切って月曜日から金曜日までの午前中の園庭を開放することにしました。
親子で遊ぶ姿を見る園児たちの心や、ぎょう虫検査など定期的な健康管理を実施している園運営の立場からは、病気への感染の問題など配慮し、開放は園庭内ということになりました。そして来園者には住まいや名前を知らせてもらい登録制としました。
保育園の子どもたちの生活はいままで通りです、市報によるセンターの紹介や徐々にクチコミで広がり、秋を迎える頃には日に10組前後の親子が姿を見せてくれるようになりました。園児たちにとっても保育園の中で地域の親子の遊ぶ姿が気にならなくなり、「見られている」という職員の緊張や不安も和らぎ、次第に自然な生活の場の姿になっていったようです。