育児サークル支援
一つめの活動の育児サークル支援は、最初は支援というより、地域の方々に自由に施設を利用していただく形をとりました。保育園を「保育に欠ける児童」のためだけの施設ではなく、地域の方々のための施設にしたかったのです。子育て中の母親が誰にも気がねしないでマナーを守りながら笑顔でいられる時間を子どもと共有できたら…という思いも込めていました。
卒園生の母親が参加している骨髄バンクの支援サークルが、月2回第1、第3火曜日の午前中施設を利用し始めました。「今まで貸してくれる施設が近くになく、ちょっと離れた児童館を利用したりしていたのですが、自分が慣れている保育園が恋しくって…」と、親が保育園を実家のように思い、帰ってきてくれました。サークル活動の時、子どもを連れてくる参加者もいるので、保育士が子どもたちを集めて、「ひよこ」の名札をつけてあげて一緒に遊ぶようにしました。子どもたちは、ひよこをつけてもらう時、嬉しそうに「お・は・よ・う」と元気にごあいさつ。今日は何をするのかと胸がどきどきしているのが伝わってきます。保育士も笑顔でごあいさつ。お歌や紙芝居、時にはお天気と相談して外へ…。母親サークルとは別の子どもサークルの活動です、すると自然に母親サークル終了後に親子サークルが始まるという形が生まれました。
子どもを連れていない参加者も、昔とった杵柄で保育士の顔をして一緒に遊んでいます。手遊び、運動遊びなど30分位するようにしています。